上野天神祭(うえのてんじんまつり)について

 

【ユネスコ無形文化遺産に登録】

平成28年12月に「上野天神祭のダンジリ行事」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。

 

 

【天神祭ご案内・電子ブック】

 

今伊賀上野の観光情報雑誌、「いがぐり」より、最新の天神祭のご案内情報を電子ブックにてご確認することができます!(iPhone・iPad 対応・印刷対応)

 

いがぐり59号より今年(平成28年度)の上野天神祭の観光ご案内情報を読む。

 

 

【祭の起源】

 

今から約400年前・天正13年(1585年)に、戦国武将であり時の伊賀の領主・筒井定次(つついさだつぐ)が、菅原神社(別名「上野天満宮」)を祀ったことに起源を発し、江戸時代の慶長13年(1608年)には戦国大名の藤堂高虎(とうどうたかとら)がこの天満宮の新改築、寄進等に力を注いだ。その後、天和2年(1682年)に天神祭礼倹約令により省略されているが、元禄元年(1688年)には復活し、時の伊勢津藩主であった藤堂高久(とうどうたかひさ)が祭礼を城内假御殿より見物、田楽、能、狂言等が行われ、三之町の鬼行列も始められたとされ、おおよそ現在の形態を整えたとされる。

 

【祭の特徴】

 

京都の祇園祭の山鉾(だし)に似た、だんじり(楼車)の巡行と、なにより鬼たちの行列が有名であり、神輿の渡御を中心とする祭りに仮装の行列や作り物が加わり、現在のような鬼行列や印、だんじりで賑わう形態を整えるようになったものである。

印は依代(よりしろ)と考えられるもので、それを囃す「だんじり」、そして奴振りを伴った鬼たちの行列が続く、類例の少ない貴重な行事であり、「上野天神祭のダンジリ行事」として重要無形民俗文化財に指定されている。

なお、巡行の経路には伊賀鉄道の踏切があり、天神祭開催時には架線のかさ上げが実施される。

だんじりを有する町衆の中で奏者は受け継がれ続けてきたが、近年は公募で奏者を募っているところもある。

だんじりの最初の稽古には神社へ行き、「お祓い(おはらい)」をしてもらう所もある。

本祭りのだんじりの順番はくじで決められる。 鬼行列、神輿、だんじりの参加はそれぞれを所有している町民が基本的に供奉する。

祭の特徴

 

 

【祭の日程】

今年2017年より「上野天神祭のダンジリ行事」は10月25日までの直近の日曜日に開催する

こととなりました。

 

 ◆ 10月20日(金) 宵山 - 各だんじり町では印、だんじりを引き出して飾り付けを行う。

 ◆ 10月21日(土) 足揃えの儀 - だんじりがそれぞれの町内を巡行し、鬼行列も相生町から

   三之町筋を練る。

 ◆ 10月22日(日) 本祭 - 神輿の渡御に続いて鬼行列、印、だんじりが巡行する。

 

 

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